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先輩からの声

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01 先輩の声
 
 
自分を表現できる会社

社会福祉法人やまゆり

施設課 医務

看護師 竹下 智代子

 

 

やまゆり苑に就職した経緯

 社会福祉法人やまゆり 特別養護老人ホームやまゆり苑の、看護師、竹下と申します。やまゆり苑は、中山間地域の周囲を山々の緑に囲まれたのどかな場所にあります。

「つなぎあいます、ぬくもりのあるサービス」を基本理念に掲げ、日々の生活に必要な介護サービスを提供いたします。

 私が特養に就職したいきさつですが、准看護師、の免許取得後、結婚し、子供を3人生みました。現在の職場に就くまでは透析施設で働いていました。その施設で働いている時、看護師の免許を取得しました。それから22年になります。訳あって43歳の時に退職することになりました。子供もまだ学生でその年でまだ家に落ち着くわけにもいかず、生活をしていくためには看護師の仕事は続けようと思っていました。ちょうど近所にやまゆり苑で働いておられる先輩がおられ、以前の職場で働いている時から顔を合わせるたびに「一緒に働かんかね?」と声をかけてもらっていました。ちょうど同じ町内にあるやまゆり苑は今までの通勤時間に比べると半分以下の時間で行くことができます。又、成人するまでの私を、どこかで見守っていて下さった方が入所しておられるという事は知っていましたので、何か恩返しができたら良いという思いがありました。それに、この職場には顔見知りの看護師がおられたため、心強く感じ、是非ここで働かせていただこうと思い、意気揚々と仕事に就いた事を憶えています。

 ですが、私の場合、特養、介護、福祉、について、何の予備知識もないまま仕事に就くことになりました。

 

   

 

特養に勤めて

 何の知識もないまま勤めだした私は、顔見知りの看護師について業務を一つ一つ覚えることから始まりました。他の職員の方は、テキパキと利用者様の介助や介護をしておられました。決して自分のペースにはせず、利用者様に声掛けをしながら様子を見て時間をかけて対応しておられました。利用者様を大事にしておられることがよく分かりました。それは、誰にでもきちんと挨拶をし、挨拶だけでなく、態度でもわかりました。視線は利用者様を見上げるようにするために腰を落として対応します。私より、ずっと若い、「若い」というより自分の子供と同じくらいの職員の方から学ぶことがたくさんありました。他に、利用者様から学ばせて頂くこともたくさんあります。例えば、与薬。認知症の利用者様に服薬介助を行った時、声を出して名前を確認したのに、返事がなかったことがありました。このことがあったから薬を御本人に確実に服用していただくことの大切さを学びました。元気がないときは動かれないですが、少し回復されると動きが出てきて点滴を自分で抜去されたりすることがあるのです。

 特養では、自分の考えの範囲を超える事が時々起こります。先ほどに述べた点滴もそうですが、起こりうるすべての事を把握することは、一人では考えられません。その時の強い味方が同僚看護師です。そういう色んな経験をしながら、経験を栄養にして特養の看護師を続けています。人間らしくてとても大好きな仕事です。

 

特養の概要、看護師の役割と機能

   

 施設の概要として、入所定員60名(内、短期入所10名)5ユニットケアを実施しています。施設に入所される利用者様に、施設介護サービス計画に基づいて、入浴、排泄、食事等の介護、その他の日常生活上のお世話、機能訓練、健康管理及び療養上の介護を行っています。

 職員体制は、施設長、嘱託医師、嘱託歯科医師、施設課長、介護支援専門員、生活相談員、看護職員、機能訓練指導員、歯科衛生士、介護職員、管理栄養士、調理員、厨房職員、事務職員からなり、利用者様に対してサービスを提供しています。

 看護師は現在4名で勤務しています。夜間は待機態勢をとって症状の変化などの対応をしています。

 役割として、利用者様の健康管理、看護処置、受診・入退院の支援、薬品管理、看取り、経管栄養・吸引に関する介護職との連携、感染防止対策と職員教育があります。

 健康管理は、バイタル測定や、食欲の落ちた利用者様の観察、いつもより元気がなくなった利用者様の観察など、身体的、心理的な状態の把握に努めています。変化が生じた場合は、速やかに嘱託医や協力医療機関と連携を取り、適切な受診や、入退院の対応をしています。常に医師が常駐しておられるわけでなく、日々の状態を観察し、その変化を見逃さないように繋げていきます。最近では、急な発熱のあった利用者様に対して、医師への報告後、指示に対しその対応を行い、時間を追いながら状態観察を行い、状態の改善がみられなかったことに対して再度指示を受け利用者様の安楽に向けて対応してきました。利用者様にとって苦痛と思われる状態があればどうすれば安楽に過ごして頂けるかという事を考え、看護師間で対応を継続していきます。その対応を続けていくうちに利用者様の苦痛が緩和し、穏やかな表情がみられたり、食事がおいしく食べられるようになられた時は何とも言い難い、とてもうれしい気持ちになります。看護処置としては、褥瘡、皮膚病変への処置、排便対応、排痰のケア、女性利用者様へのバルン留置等多種にわたります。看取りとしては、終末期を迎えられた利用者様とその家族に安心して最期までの時間を過ごして頂けるように、介護職、ケアマネ、栄養士、など職員全体で情報を共有し対応しています。今まで対応してきた看取りで印象に残っている症例は、家族から「自宅へ帰らせてやりたい」と申し出があり、嘱託医師もそれを後押ししてくださり、自宅で最期を迎えられた利用者様の事です。ちょうど私が利用者様に付き添って自宅へ行かせていただきました。自宅では利用者様のお帰りを家族親戚の方みんなで待って居られました。利用者様は穏やかな息をしておられましたが、その息はいつ消えるか分からない状態でした。自宅へ着き、容易された布団に休んでいただき、しばらく様子を観察した後、次の自宅訪問の確認を行い、苑へ帰りました。その夜、利用者様は、お亡くなりになりました。家族はそのことを感謝されました。それ以上に私たちも自宅での看取りが出来たことを良かったと思いました。苑での看取りを年間10名程度の方に対応してきました。そのどなたの看取りに関しても終末期の関わりを教えて下さる大切な経験をさせて頂きました。

 又、最近では口腔ケアに力をいれています。口腔内の清潔だけにとどまらず、ケアをすることでおいしく食事を食べられたり、全身的な重症感染症の予防にも繋がる為、スキルアップの為歯科医師、歯科衛生士、の指導のもと苑全体で取り組んでいます。

 やまゆり苑では、質の向上の為に、多職種でのカンファレンスを行ったり、外部で行われる研修へ出かけたり、苑内で行われる研修に参加できるように勤務を保障してもらっています。

 

 
いっぱい仲間がほしい!一緒に働きましょう!!

 人生の総仕上げの時期を支援することは、この上ないやりがいを感じます。先ほども述べましたが看取りを苑で希望される方が増えたり、又、要介護度3以上で医療依存度の高い方が多くなってきています。そういう方がたを特養と言う生活の場で過ごしていただくにはどうしてもNSの力が必要になります。介護士や他の職種と共に利用者様一人ひとりの大切な時間を過ごしましょう。

 

自分の力を信じて前に進んでみませんか!!